BtoB向けのサブスクリプションサービスの事例紹介

サブスク(サブスクリプション)サービスと聞くと、音楽配信や映像配信などのBtoCサービスが注目されていますが、近年はBtoB向けのサービスも続々とリリースされています。

そこで今回はBtoB向けサブスクの事例をご紹介。あわせて、どうして企業はBtoB向けのサブスクを展開しているのかについても解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

なぜBtoB向けのサブスクサービスが増えているのか?

サブスクが増えている理由

サブスク(サブスクリプション)とは、定額料金でサービスを利用することができるビジネスモデルです。音楽や映像配信の定額使い放題などが人気で、BtoC向けにさまざまなサービスが展開されています。

一方で、このところ注目を集めているのがBtoB向けのサブスクサービスです。どうして企業は事業者向けのサブスクサービスに乗り出しているのでしょうか?

安定した収入とサービスの充実化

サブスクモデルでは、定額で継続的にサービスを利用することが一般的です。そのため、買い切り型に比べて安定した収入を見込むことができ、事業運営において大きなメリットを提供してくれます。

また、BtoB向けのサービスは利用料金や販売価格が高い傾向にあり、買い切りでの販売には適さないケースも見られました。その点、サブスクモデルを採用すれば、事業者の負担を抑制することができる上、企業としても販売戦略に柔軟性を持たせることが可能です。

IoT連携やクラウド上で提供されるサービスなら、最新のバージョンにアップデートも可能で、事業者に対してのアフターケアやサービスの充実化を図ることもできるでしょう。

BtoB向けサブスクサービス3つの事例

ここからは、BtoB向けサブスクサービスの中から、代表的な3つの事例をご紹介します。

1.Adobe Creative Cloud(アドビ・クリエイティブクラウド)

まずご紹介するのはAdobe Creative Cloud(アドビ・クリエイティブクラウド:以下アドビ)です。

アドビと言えば、Illustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)などのクリエティブサービスが有名ですが、同社では2012年から、従来の売り切り型からサブスク型へのモデル転換を図っています。

好調な業績を維持する世界的企業がサブスクモデルを採用するとして、業界でも大きな話題となりましたが、結果としてこの選択は大成功。アドビの売上はサブスクモデル採用後さらに成長を続け、2019年には1兆ドルに到達しました。

それまでのアドビのサービスでネックになっていたのが、高額な利用料金と、最新バージョンへのアップデートの遅さ。このままでは利益率の上昇は見込めないと判断したアドビは、より手軽に購入でき、クラウド上でスピーディーにアップデートが行えるサブスク型を導入することで、時代の流れをしっかりと掴むことに成功します。

BtoBサブスクとしてはもちろん、サブスクモデルそのものの価値を高めた、代表的な事例と呼べるでしょう。

2.Microsoft Office 365(マイクロソフト オフィス365)

ワードやエクセル、パワーポイントなど、ビジネスシーンでは欠かせないツールと呼べるMicrosoft Office 365(マイクロソフト オフィス365:以下オフィス)。

オフィスのサービスも、それまでは売り切り型のモデルを採用していましが、やはり高額な料金やシステムアップデートの遅さなどが課題となっていました。

そこでオフィス365ではサブスク型のモデルを導入することで、より手軽なサービス利用を可能に。加えて、サービスのサポート期限による買い替えが不要になるなど、ユーザーの利便性は一気に高まりました。

とくに大量のPCを導入している企業や団体では、サポート終了にあわせてすべてのサービスを買い換える必要があり、コストはもちろん入れ替え作業も大きな負担となっていました。こうしたデメリットを解消し、サービスを継続して利用できる点は、オフィスの新たな強みと呼べるでしょう。

3.KomConnect(小松製作所)

建設機械の大手、コマツ(小松製作所)でもサブスクモデルを取り入れています。

コマツでは、IoT技術を用いた「KomConnect(コムコネクト)」というサービスを提供。同サービスは、GPSによる位置情報を精密に計測することで、建設機械の稼働範囲や時間を詳細にデータ化。クラウド上で管理するこのシステムをサブスクで提供することで、無駄のないサービス提供を可能にしました。

建設・製造業と聞くとサブスクとは縁がないように思えますが、航空機エンジンを手掛けるGEや、イギリスのロースロイスでもサブスクモデルを採用するなど、BtoBビジネスでもサブスクブームの波が押し寄せているようです。

まとめ

まとめ

今回はBtoBにおける、サブスクリプションサービスの事例をご紹介しました。

サブスクは安定した収入が見込める上、最新のサービスを提供できるためユーザーへの満足度を高めることができます。世界でもBtoB向けのサブスク事例は多く見られ、アドビやマイクロソフトオフィスなどのIT系に留まらず、コマツやGEといった建設・製造系でもスタンダート化しています。

例えば、今後ECサイトを構築する際も、サブスク商品をラインナップに加えることは検討に値するでしょう。その際、使い勝手の良い構築サービスを利用することが大切となってきます。

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