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最近よく耳にするビジネスモデル「D2C(DtoC)」とは?

D2Cとは?

最近、ECビジネスの世界でよく耳にする「D2C(DtoC)」という言葉。メーカー直販モデルとも訳されるビジネス形態の1つですが、いま一つ理解できていないという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、D2C(DtoC)について詳しくご紹介します。D2C(DtoC)モデルとは何か?どうして広がりを見せているのか、具体例も交えながら解説していきます。

D2C(DtoC)とは?

D2C(DtoC)とは「Direct to Consumer(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)」の略で、メーカーがECサイトを通して、自社商品を直接販売するビジネスモデルを言います。日本語では「メーカー直販モデル」と呼ばれることも多く、近年国内EC市場で広がりを見せているビジネス形態の1つです。

ちなみに、D2Cは「2=to」という言葉を引っ掛けた呼称のこと。内容はまったく同じ意味なので、ご安心ください。

従来までのBtoCモデルと何が違うのか?

これまで、企業が一般の消費者に商品を販売するには、BtoC(ビジネス・トゥ・コンシューマー)モデルが採用されてきました。BtoCは、メーカーが商品を開発後→卸売業者→小売業者というクッションを挟んで消費者に販売する形態ですが、流通にかかるコストの増加や、利益率が低くなるなどの課題を抱えていました。

そこで注目を集めたのが、メーカーがダイレクトに商品を販売するDtoCモデルです。流通を介さずにメーカーが直接ユーザーに販売することができれば、コストを抑制でき利益率を高めることができます。

EC市場の急速な拡大や、SNSを使った効果的なマーケティングも可能となった現代では、もっとも効率的に商品を販売できるスタイルという訳です。

国内でもD2Cモデルの拡大が予想

D2C(DtoC)は、EC大国アメリカではすでに定番のビジネスモデルとして知られています。その理由はAmazon(アマゾン)の市場独占率が高いため。EC界の覇者Amazonのアメリカシェアは、市場の約50%にも及んでいます。この状況に対抗し、業界で生き残るには利益率の高いD2C(DtoC)モデルの採用は不可欠と言えます。

日本国内でも本場アメリカのように、Amazonによる市場独占(楽天などを含めた数社での独占も)は十分予想されるでしょう。また、数年前から顕在化し始めた流通業界の人手不足も、待ったなしの状態です。こうした現状への対抗措置として、国内でもD2C(DtoC)モデルの拡大することが予想され、すでに多くの先行事例が生まれています。

国内のD2Cモデル導入事例をご紹介

ここからは、国内でD2C(DtoC)モデルを導入した企業の事例を見ていくことにしましょう。

1.バルクオム

メンズスキンケアのバルクオム

国内でのD2C(DtoC)モデルの事例としてまっ先に取り上げられるのが、男性化粧品を取り扱うECサイト「バルクオム」です。

バルクオムは、自社で製造から販売までを一貫して行うD2Cモデルを採用し、収益化が難しいとされる男性化粧品市場で成功を収めています。単品での販売も行っていますが、基本的にはサブスクリプションモデル(定期購入)を中心に販売。

統一感のあるパッケージデザインが特徴で、ユーザーがインスタグラムなどのSNSを使って自発的に拡散する好循環が生まれています。D2Cモデルを採用していることから、自社でのプロモーションをスピード感を持って取り組むことができている点も、成功のポイントと言えます。

より効率的なアプローチに次々と打って出る積極的な姿勢が、見事成功に繋がった事例と言えるでしょう。

2.ドモホルンリンクル

ドモホルンリンクル

D2C(DtoC)モデルと聞くと、画期的で新しいビジネスモデルのように感じますが、実はこれまでの通販業界にもこの形態は存在しました。その代表格と言えるのが、TVCMなどでお馴染みの「ドモホルンリンクル」

通販化粧品のCMでお馴染みの同ブランドは、製造から販売までを全て自社で行うD2Cモデルを採用しています。CMでは、商品のブランディングに力を入れており、品質へのこだわりや製造過程をオープンにすることで、安心や信頼を提供。D2Cによるメーカー直販という形態を採用している点も、ユーザーへの訴求ポイントとして浸透しています。

まとめ

今回は、EC業界でよく耳にする「D2C(DtoC)」モデルについてご紹介しました。

D2C(DtoC)モデルとは、メーカーが商品の開発から販売までを一手に担う「メーカー直販」のビジネスモデルのこと。従来までの流通システムを介することなく商品をダイレクトに販売できるため、コストの抑制や利益率の向上を見込むことができます。

ECビジネスの急速な普及や、SNS等を通じて多様なマーケティングが可能となった現代では、もっとも効率的な販売手法の1つと呼ぶことができるでしょう。自社ですべての工程を担うことで、マーケティング戦略に独自色を出せるのも、このモデルのメリットです。

アメリカではすでに定番のビジネスモデルとして定着しているD2C。今後は日本での拡大も予想され、EC事業者はその動向をしっかり追い掛けておく必要がありそうです。

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