2015年データに見る日本におけるEC市場規模

巨大規模となった日本のEC市場ですが、BtoBとBtoCでは少し内容が異なるようです。漠然としたイメージではなく、実際のEC市場データからネットショップ運営のヒントを探ってみました。

経済産業省のEC市場調査

経済産業省の“我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)”で日本のEC市場規模を見てみましょう。最新版は平成26年度版で、内容は2014年の実績値をもとにしています。BtoBとBtoCの数値は以下のとおりです。

・BtoC(消費者向け取引)
市場規模…12.8兆円(前年比14.6%増)
EC化率…4.4%(前年比0.5ポイント増)

・BtoB(企業間取引)
市場規模…280.1兆円(前年比4.0%増)
EC化率…26.5%(前年比0.6ポイント増)

双方ともに順調に伸びていることが数字のうえでもはっきりとわかります。

電子商取引実態調査とは

経済産業省が1998年度(平成10年度)から毎年実施している調査報告で、企業(B)と消費者(C)においての電子商取引の利用状況がわかります。

EC市場とは

ECは「電子商取引」と訳されるように、商品と代金のやり取りをインターネットを介しておこなうことを指します。最終的にカートに入れて決済することが条件で、それ以前の段階でいくらネットを駆使して情報収集をしてもECには含まれません。

EC化率とは

すべての取引金額に占めるEC取引の割合のことです。経済産業省の調査では、サービス分野とデジタル分野を除いた物販系分野においての値となっています。

BtoBのEC化は成熟しつつある

ここで両者の市場規模とEC化率の関係に注目してみましょう。EC市場規模の対前年比伸び率は、BtoCが14.6%なのに対してBtoBは4.0%と大きな差がありますが、これはなぜでしょう?

グローバル化の影響

ここ10数年の間に日本企業においては徹底的な合理化が進められ、グローバル化による海外取引も拡大してきました。

その結果、否応なしにEC化せざるを得なくなっています。つまり、BtoBにおいては日本企業のEC化のスピードが鈍ってきているというよりは、ある程度成熟した段階にあるといえるでしょう。

BtoCのEC市場はまだまだ伸びる

一方、EC化率はBtoBが26.5%のところ、BtoCは4.4%にとどまっています。

市場規模の伸びは2桁を示しているので、BtoCのEC市場規模はまだまだ途中の段階にあり、EC環境(パソコン、スマートフォン等)の普及や世代交代とともに、これからも拡大していくといえるでしょう。

越境EC

調査報告の中では日本・アメリカ・中国の3国間の越境ECについても触れられています。2014年の年間金額は以下のとおりです。

対アメリカ…購入1,889億円 販売4,868億円
対中国…購入197億円 販売6,064億円

このように、米中2国で1兆円規模のEC市場であり、特に中国は圧倒的な購買力を持っているということが分かります。

国内需要と海外マーケットと

BtoCのEC市場にはこれからも新しいユーザーが参入してきます。ネットショップの需要もますます伸びるでしょう。また、海外マーケットは魅力的です。為替相場に影響される部分がありますが、海外の顧客を対象とすることで売り上げ拡大のためのブレークスルーとなるかもしれません。

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