ECサイトの作り方│構築の手順と5つの代表的な作り方について

「ECサイトを構築したいけど、作り方が分からない…」
「構築サービスはどれを選べばいいの?」

などなど、ECサイトの構築を前に、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。今回は、ECサイトをこれから立ち上げたい方に向けて、サイトの構築手順や代表的な作り方についてご紹介します。

構築へ向けてのステップ(手順)や、作り方の種類について一緒に見ていきましょう。

ECサイトの作り方は?構築までの4ステップ

手順を説明するイラスト
さて、ECサイトの作り方とひと口に言っても、どこから手を付ければ良いのか迷ってしまいますよね。そこでまずは、ECサイトを構築する際のロードマップとして、構築までの4つのステップをご紹介します。

ステップ1.サイトの目的やコンセプトを明確にする

まずは、自分が構築したいECサイトの目的や、コンセプトを明確にしておきましょう。

ECサイトを立ち上げるといっても、目指すべき目標によって、規模や機能、サイトイメージなども多岐にわたります。まずは、自分がどんなサイトを作りたいのか?ユーザーにどんな価値を提供したいのか?など、目的やコンセプトをしっかり定めておきましょう。

あらかじめ目的が決まっていれば、ECサイトを構築する段階はもちろん、運営計画を練る際の助けともなってくれます。

これがECサイトを作る上での最初のステップです。

ステップ2.サイトの名前を決める

作り方の2つ目のステップは、ECサイトの名前を決める作業です。

ステップ1で定めた目的やコンセプトを元に、サイトの名前を決めてみましょう。取り扱う商品やブランドイメージにあわせて、長さや言葉の響き、ローマ字orカタカナなど、しっくり来る名前を探していきます。

覚えておきたいのが、サイトの名前はインターネットで検索されることを前提に選ぶということ。例えば「これだ!」と決めたサイトの名前が、他の人気商品やサービスと被ってしまっては、集客面で不利になってしまいます。ユーザーが検索したときに、すぐに見つかる名前をチョイスしてみましょう。

ステップ3.サイトに必要な機能を選ぶ

3つ目は、自社サイトに必要な機能を選ぶ作業です。

先ほども触れたように、サイトの目的やコンセプトによって、必要となる機能にも違いが出てきます。豊富な機能を用意しておくことはユーザービリティを高めるためには効果的ですが、あまりに特殊な機能が多いとかえってユーザーが迷う原因ともなります。

自社ECにとって最適な機能はどれなのか、無駄なコストを抑える意味でも、しっかり見定めておきましょう。

ステップ4.サイトのデザインを考える

ECサイトの作り方、最後のステップはサイトのデザインを考える作業です。

サイトのデザインは、ECサイトの売上に大きく影響する部分です。ここでも重要となってくるのが、ステップ1で定めたサイトのコンセプト。

どんなユーザーをターゲットにして、どんな印象を持ってもらいたいのか、しっかり意識しながらサイトデザインを検討していきましょう。デザインと聞くとついついおしゃれでハイセンスなものを求めがちですが、あくまでもユーザー目線のデザインを心掛けるのがポイント。

例えば、商品を検索する場面や購入する場面では、見やすさや分かりやすさにこだわりたいものです。また、ECサイトでは商品画像が重要な鍵となります。商品の魅力が存分に伝わる画像をチョイスしてみましょう。

ECサイトの構築方法の種類は?

ネットショッピングのアイコン
さて、ここまでECサイトの作り方をステップごとに解説してきましたが、次の段階で重要となるのが、どの構築方法でECサイトを作るのか?ということ。

ECサイトの構築方法には、大きく5つの種類があります。ここでは、それぞれの方法の特徴やメリット・デメリットなどをご紹介します。

1.ASP型

【初期費用】:0円~数十万円
【月額料金】:数千円~5万円

まずご紹介するのは、ASP型サービスです。ASPとは「アプリケーション・サービス・プロバイダ」の略称。

インターネットを通じて、ECサイトを構築するためのサービス(ソフトウエア)を利用する仕組みのことで、事業者の負担を軽減しつつ、コストを抑制できる点がメリットとなります。無料のサービスも展開されていることから、手軽にECサイトをオープンしたい人には、おすすめのサービスと言えるでしょう。

デメリットは、システムのカスタマイズ性に乏しい点や、サービス会社への依存度が高くなる点などが挙げられます。

【代表的なサービス】
・Make Shop(メイクショップ)
・Shop serve(ショップサーブ)
・BASE(ベイス)
・STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)
・リピスト

2.オープンソース型

【初期費用】:0円〜数百万円
【月額料金】:数千円〜数百万円

2つ目の構築方法は、オープンソース型です。

オープンソースとは、インターネット上にプログラムのソースコード(コンピューターのプログラムを実行するための言語)が無料で公開されているサービスのこと。ソースを自由にカスタマイズすることができる上、無料で利用できる点は同サービスのメリット言えるでしょう。

一方で、専門的な知識が必要な点や、事業者の運営負担が大きくなる点はネックと言えます。

【代表的なサービス】
・EC-CUBE(イーシーキューブ)
・Magento(マジェント)
・osCommerce(オーエスコマース)

3.クラウド型

【初期費用】:数百万〜数億円
【月額料金】:数十万円

クラウド型は、ASPとオープンソースの中間に位置する構築方法です。クラウド上にあるサービスを利用できるため、常に最新の状態でサービスを利用できる上、カスタマイズにも柔軟に対応。自由度の高いサイト運営を可能としてくれます。

デメリットは、専門的な知識やスキルが必要となる点や、サービス会社側への依存度が高くなる点が挙げられるでしょう。

【代表的なサービス】
・shopify(ショッピファイ)
・ebisumart(エビスマート)
・メルカート

4.パッケージ型

【初期費用】:数十万〜数千万円
【月額料金】:数万円〜数百万円

パッケージ型とは、ECサイトを構築するため専用ソフトウエアを使って、ECサイトを開設する仕組みを言います。

オープンソースと違い、サービス会社側が構築から運営まできっちりサポートしてくれることから、デザインや機能のカスタマイズ性も高く、ハイクオリティなサイトを構築可能です。

ネックとなるのは、導入や運営コストが高いということ。また、サイトをオープンするまで時間がかかる点も気になるポイントです。

【代表的なサービス】
・ecbeing(イーシービーイング)
・EC ORANGE(イーシーオレンジ)
・コマース21

5.フルスクラッチ型

【初期費用】:1千万円以上
【月額料金】:数十万円以上

フルスクラッチ型とは、ゼロからECサイトを構築する方法のこと。サイトのすべてを自由に作れるとあって、デザイン・機能性ともにオリジナリティの高いサイトを構築できるでしょう。

デメリットは、ECサイトの構築までの時間や労力が圧倒的にかかってしまうということ。ゼロベースからサイトを立ち上げる専門知識も必要不可欠で、ECサイトの作り方としてはもっとも難易度が高いと言えるでしょう。

まとめ

今回は、ECサイトの作り方について、構築の手順や代用的な作り方の方法についてご紹介しました。

ECサイトを構築する際は、まずサイトを運営する目的やコンセプトをしっかり定めましょう。そこから、サイトの名前や機能、デザインへとステップを踏んでいきます。全体のロードマップが描けたら、次は構築サービスの方法を選ぶ段階です。自社のサイト規模や予算、必要となる機能などからぴったりな方法を選んでみましょう。