食品ECサイトの立ち上げのポイント!

食品ECサイトの立ち上げのポイント!

コロナ禍による巣ごもり消費やリモートワークの増加により、食品ECサイトが人気を集めています。これまで食品ECは生鮮食品の取り扱いの難しさや店舗の多さを理由にEC化率が低調でしたが、新たな需要の増加を背景にその価値が見直されています。

そこで今回は、需要が高まる食品ECサイトの立ち上げのポイントについて解説します。

食品ECサイトの立ち上げ5つのポイント

食品ECサイトの立ち上げのポイントを解説する前に、食品ECの市場動向を整理しておきましょう。

物販系EC EC化率

経済産業省が毎年発表している『電子商取引に関する市場調査(令和2年度)』によると、2020年の食品・飲料・酒類のEC化率は3.31%。これは自動車・パーツ分野に次いで低い数字で、商材別トップになる書籍・映像・音楽ソフトの42.97%から大きく引き離されています。

しかし、コロナ禍による巣ごもり消費やリモートワークの増加、デリバリーサービスの普及を受けてこの状況に変化がみられています。新たに食品ECサイトをオープンする事業者や、これまでの実店舗集中型のビジネスモデルからEC併用型へモデルチェンジするなど、食品ECサイトへの注目が高まっています。今後もこの動きは継続が予想され、EC化率の向上が期待できるでしょう。

ここからは、これから食品ECサイトを立ち上げる際のポイントについて見ていきましょう。

1.各種届け出や認可の準備をしておく

食品ECサイトを立ち上げる際にまず押さえておきたいのが、各種届け出や認可の準備をしておくことです。

例えば、新規で食品の製造や販売をおこなうなら「食品衛生責任者」や「食品衛生法に基づく営業許可」の資格取得や届け出が必要です。

また、商材によっては「食肉製品製造業」「魚介類販売業」といった許可が必要となります。食品ECサイトを立ち上げる際は、あらかじめ販売する商材にあわせて、どんな資格や届け出が必要か調べておきましょう。

2.リピートユーザーの獲得を念頭に置く

食品ECを立ち上げる際は、リピートユーザーの獲得を念頭に置いた商材選びや、サイトの機能を用意しておきましょう。

これまで食品ECが苦戦していた背景には、生鮮食品の取り扱いの難しさや店舗の多さが背景にありました。日本はもともとスーパーやコンビニ、食品専門店が多く、ユーザーは直接足を運んで食材を購入する文化が定着しています。

そこで食品ECサイトを立ち上げる際は、リピートユーザーの獲得や定期購入に繋がるような仕組みや機能を用意しておきましょう。

例えば、スナックミーはおやつが毎月届くサブスクモデルを採用することで成功を収めています。ECの利便性である自宅に届くという強みを活かしつつ、店舗と競合しない商材を選んだという点はこれから食品ECサイトを立ち上げる事業者にとってもヒントとなる事例です。

3.SNSやコンテンツで安心や信頼を提供する

食品ECサイトを立ち上げる際は、いかにユーザーに対して安心や信頼を提供できるかがポイントとなってきます。ユーザー心理からして、自らの口に入れて食べるものに対して、安心や信頼を求めるのは当然です。

そこで事業者はSNSや自社コンテンツを使って、安心や信頼を持ってもらえる情報を提供しましょう。例えば、製造過程を動画や写真を使って提供する方法は、ユーザーからすれば安心感を得られます。

また、使用している食材の産地や製造に関わっている人物の顔写真なども安心を得られる材料です。こうした情報を包み隠さず公開する姿勢も、信頼感に繋がるでしょう。

4.物流システムやアウトソーシングを活用する

食品の販売について回る問題として、鮮度や衛生管理が挙げられます。とくにECサイトでは配送時間が発生するため、実店舗とは違った管理体制の構築が必須です。

自社でこうした管理体制を構築できるなら問題ありませんが、設備投資や運営コストを抑えたいなら物流システムやアウトソーシングサービスを活用しましょう。

近年では食品の配送に強い物流システムやアウトソーシングサービスが続々と登場しています。ユーザーに安心・安全な食品を届けられるのはもちろん、事業者にとっても負担軽減や他の業務へリソースを割くことができます。

5.食品の美味しさや魅力が伝わるデザインや写真

食品ECサイトでは、デザインや写真が購買行動に直結します。

どれだけ美味しい食品でも、ECではその魅力は画面越しにしか伝わりません。写真やデザインの部分は、徹底的にこだわり、美味しさをPRしましょう。

また、SNSを活用するのもおすすめです。例えば、インスタグラムは画像がメインとなるツールだけに、見映えする商品画像は拡散される可能性が高まります。集客施策やユーザーとのタッチポイントを生み出すために、積極的に活用していきましょう。

まとめ

食品ECサイトはこれまで、生鮮食品の取り扱いの難しさや既存の実店舗に押し出される形で、EC化率も低調でした。しかしコロナ禍によるリモートワークや巣ごもり消費により食品ECへのニーズが増加。市場では食品ECサイトが一気に注目を集めています。

食品ECサイトを立ち上げる際は、商材の特徴をしっかり把握しておきましょう。日々の生活に必要な食材を販売するとなると設備投資や実店舗との競合が大変ですが、例えばおやつやスイーツといったジャンルならECでも勝機があります。

また、製造工程や原産地を公開することで、安心感や信頼感を訴求するのも食品ECでは大切なポイントとなってくるでしょう。

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